QC検定®2級 問題集おすすめ|選び方と使い方
QC検定®2級(品質管理検定®2級)の問題集は、本番に近い形式で、解説が計算の筋道まで書いてあり、付表を実際に引いて解けるものを選ぶと失敗が減ります。使い方は、一周目で苦手分野を洗い出し、間違えた問題だけを日をおいて解き直す形が合っています。
2級は手法の計算が中心。読んで分かった気になっても、手を動かさないと点になりません。問題集は解いて確かめる道具として選びましょう。
QC検定®2級の問題集を選ぶ3つの基準
選ぶ基準は次の3つです。書店で手に取った時や、アプリの無料部分を試した時に、この3つを見れば違いが分かるでしょう。
- 出題形式が本番に近いか
- 解説の粒度が合っているか
- 付表を使って解けるか
出題形式が本番に近いか
本番は、手法分野と実践分野に分かれ、選択肢から選ぶ形での出題です。正規分布や検定の問題では、数値を計算して近い選択肢を選びます。
問題集も同じ形で並んでいるかを確認してください。穴埋めの暗記問題ばかりの本は、用語の確認には向いているでしょう。ただ、2級の計算を本番の形で練習するには物足りないですね。
試験の範囲や形式の全体像は、QC検定®2級の試験範囲と出題形式|独学の進め方にまとめています。問題集を買う前に目を通しておくと、探す形式がはっきりします。
解説の粒度が合っているか
解説は大きく2種類。答えと要点だけを書いたものと、式の変形や表の引き方まで書いたものがあります。
初学者には、計算の途中式が省かれていない解説が合います。どの数値をどの式に入れたかが追えるためです。すでに統計に慣れている人なら、要点だけの解説でも足りるでしょう。
迷った時は、自分が一番苦手な単元の解説を1問分読んでみてください。読んで次の一手が分かれば、その問題集はぴったりです。分からなければ、別の問題集を探しましょう。
付表を使って解けるか
2級の検定や推定では、正規分布表、t分布表、カイ二乗分布表、F分布表を引く場面もあるでしょう。付表が問題集の巻末に付いているか、画面上で引ける作りになっているかは、確かめておきたいところ。
付表が無い問題集では、答えの数値が表のどこにあるかを自分で探せません。表の引き方に慣れる練習ができず、本番で時間を取られがちです。本番で使える資料や電卓の可否は、日本規格協会の公式サイトでご確認ください。
問題集を解く順番
最初は一周、通しで解きましょう。狙いは苦手の洗い出しで、点数は二の次。分からない問題は、5分考えて手が止まれば解説を読んでかまいません。
次の順で進めると、負担が軽くなります。
- 手法分野の基本(データの取り方、グラフ、基本統計量)
- 検定と推定
- 相関と回帰、実験計画法
- 管理図、工程能力、抜取検査
- 実践分野(品質管理の考え方、品質保証、標準化)
検定と推定が土台になるので、先に固めましょう。相関と回帰、実験計画法は、この土台の上に乗る内容です。順番を入れ替えると、前提の用語が分からないまま進むことになります。
実践分野は、文章を読んで選ぶ問題が中心。計算の合間に1日1単元ずつ進めれば、手法の学習と並行できます。
間違い直しの回し方
間違えた問題には、原因を一言で書き添えましょう。原因は大きく3つに分かれます。
- 用語や公式を覚えていなかった
- 式は合っていたが、計算か表の引き間違いだった
- 問題文の意味を読み違えた
原因が分かれば、直し方も決まります。覚えていなかったなら、公式を書いたカードを作る。計算ミスなら、検算の手順を決める。読み違いなら、問題文の条件に線を引く習慣をつける、という具合です。
解き直しは、間違えた問題だけで足ります。翌日、3日後、1週間後と間隔をあけて、同じ問題を解いてください。2回続けて正解した問題は、直しの対象から外してかまいません。全問を何度も回すより苦手だけが残るので、短い時間で済むのが利点。
一周目で全問正解の単元は、二周目で飛ばして構いません。浮いた時間は苦手の単元に回しましょう。
仕上げは時間を測って通しで解く
単元別の練習が終わったら、本番と同じ時間を測って通しで解きます。計算に手間取る問題は後回しにして、解ける問題から取る練習をしてください。
通しで解くと、知識があっても時間が足りないことが見えてくるでしょう。多くの場合、時間を食う原因は付表を探す手間。計算の遅さは、それほど響きません。付表の引き方は、通し演習の前に何度か練習しておくと安心です。
通しの結果は、単元ごとの正答の数に分けて記録してください。合計の点数だけでは、次に何を直すかが分かりません。
この資格の問題集
当サイトには、QC検定®2級の問題集があります。解説は問題を解くための要点だけに絞った、エッセンスのみの形。解いて確かめる練習用の問題集として使えます。
第1回の模試は、登録なしでずっと無料で解けます。形式や解説の粒度が自分に合うかを、先に試してみてください。有料の問題は買い切りで、月額のように続けて支払う仕組みではありません。詳しい内容は資格ページをご覧ください。
よくある質問
Q. 問題集は何冊そろえればよいですか。
最初は1冊で足ります。その1冊を何度も解き直して、間違いが減ってから、足りない単元だけ別の問題集で補えば十分です。複数の本に手を広げると、どれも途中で終わりがち。
Q. 統計がまったく分からなくても2級を目指せますか。
目指せますよ。ただ、いきなり2級の問題集を解くより、先に3級の範囲を確認しておくと進めやすいでしょう。基本統計量やヒストグラムの読み方は、2級でも前提です。QC検定®3級の試験範囲と出題形式|独学の進め方に、その範囲をまとめています。
Q. 申し込み方法や試験日はどこで調べますか。
試験日、申込期間、受験料、会場は回ごとに決まるため、最新の情報は日本規格協会の公式サイトでご確認ください。
Q. 過去問は手に入りますか。
公式が出題の傾向や例題を公開しているかどうかは、試験実施団体の公式サイトでご確認ください。市販の問題集は、出題の範囲と形式に合わせて作られた練習問題でしょう。実際の試験問題そのものとは別物です。
Q. 電卓は使えますか。
電卓の使用可否や、使える種類の条件は、試験実施団体の公式サイトでご確認ください。問題集で練習する時は、本番で使う予定の電卓を使うと、操作に慣れておけます。