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QC検定®3級の試験範囲と出題形式|独学の進め方

QC検定®(品質管理検定®)3級は、一般財団法人日本規格協会(JSA)が実施する検定です。第40回以降、3級・4級はコンピュータ試験(CBT)に変更されています。ここでは公式に公開されている範囲・形式・合格基準だけを並べ、そこから逆算した独学の順番をまとめます。

試験範囲

範囲は「品質管理検定レベル表(Ver.20150130.2)」で定められています。3級のレベル表には「3級の場合、3級に加えて4級の範囲を含んだものが3級の試験範囲とお考えください」と明記されています。4級の内容は前提として扱われます。

範囲は「品質管理の手法」と「品質管理の実践」の二つに分かれます。

手法側は、データの取り方・まとめ方(データの種類、データの変換、母集団とサンプル、サンプリングと誤差、基本統計量とグラフ、相関係数)、QC七つ道具(パレート図、特性要因図、チェックシート、ヒストグラム、散布図、グラフ、層別)、新QC七つ道具(親和図法、連関図法、系統図法、マトリックス図法、アローダイアグラム法、PDPC法、マトリックス・データ解析法)、統計的方法の基礎(正規分布・二項分布、いずれも確率計算を含む)、管理図(考え方と使い方、X−R管理図、p管理図・np管理図)、工程能力指数、相関分析という構成です。

実践側は、QC的ものの見方・考え方、品質の概念、管理の方法、品質保証(新製品開発/プロセス保証)、品質経営の要素(方針管理、日常管理、標準化、小集団活動、人材育成、品質マネジメントシステム)が並びます。多くの項目に「定義と基本的な考え方」「言葉として」という但し書きが付いており、どこまでの深さを問われるかがレベル表に示されています。

なお公式の実施概要では、3級は「データの取り方やまとめ方の基本とQC七つ道具の利用、新QC七つ道具の基本、QC的ものの見方・考え方、管理と改善の進め方、品質、プロセス管理、問題解決、検査と試験、標準化など、基本的な管理・改善活動に関する事項、並びに4級の試験範囲を含む理解度の確認」と説明されています。

出題形式

3級はCBT方式です。公式の説明では、品質管理検定センター指定の全国のテストセンターで、用意されたパソコンに表示される問題に対してマウスやキーボードを用いて解答します。自宅受検はできません。試験時間は3級・4級とも90分です。試験開始・終了時刻は予約した時間によって変わります。問題数は公式ページに記載がないため、ここでは書きません。

合格基準は2級と同じ形で、「出題を手法分野・実践分野に分類し、各分野の得点が概ね50%以上であること。及び、総合得点が概ね70%以上であること」とされています。分野ごとの下限と総合の水準が両方かかります。

受検料は3級が5,830円(税込)です。コンビニ/銀行ATM(Pay-easy)で支払う場合は、受検料のほかにシステム利用手数料として330円(税込)が必要と案内されています。

実施期間は、第42回が2026年6月22日から2026年9月27日まで、第43回が2026年12月14日から2027年3月21日までと公表されています。第42回の申込期間は2026年4月22日から2026年8月30日まででした。試験予約は3日後から翌3ヶ月先の月末までの試験日で可能です。

独学の順番

  1. 4級の範囲を先に潰す。 3級の範囲は4級を含みます。品質・管理・改善・工程・検査・標準化といった用語と、データの種類やQC七つ道具の名称レベルの知識は、3級の学習に入る前に片付けておくと後の負担が減ります。
  2. QC七つ道具を「作れる」状態にする。 3級で認定されるレベルは、QC七つ道具の作り方・使い方をほぼ理解していることとされています。名前と用途を覚えるだけでなく、パレート図やヒストグラムを自分で書けるところまで持っていきます。
  3. 統計の土台を、基本統計量から正規分布・二項分布まで一続きで通す。 平均とばらつきの概念、基本統計量とグラフ、相関係数、そして確率計算を含む正規分布・二項分布。ここは切り離さず、同じ週のうちに通しで触れると定着します。管理図と工程能力指数はその上に乗ります。
  4. 実践分野は「レベル表の但し書き」を目印に深さを合わせる。 3級の実践側は「言葉として」と書かれた項目が多くあります。すべてを同じ深さで覚えようとすると時間が足りません。定義と基本的な考え方まで要る項目と、言葉として知っていれば足りる項目を分けます。
  5. CBTの操作に慣れたうえで、90分の通しを分野別に採点する。 画面上で解く形式なので、紙とは時間の使い方が変わります。採点は必ず手法・実践に分けて見て、50%を下回っている側から戻ります。

よくあるつまずき

手法分野の計算に寄りすぎる。 統計の計算は取り組んだ感覚が残りやすい一方、実践分野は項目数が多く、後回しにすると分野別50%の基準で不足が出ます。学習時間の配分を最初に決めておきます。

4級の内容を「常識だから」と飛ばす。 3級は4級の範囲を含みます。5W1H・三現主義・5S・ほうれんそうといった項目も出題対象の範囲に入っている以上、確認しておく価値があります。

CBTを紙の試験と同じ感覚で計画する。 実施期間が長く、予約は3日後から翌3ヶ月先の月末までの試験日で取る形です。締切が一日だけの試験ではないぶん、自分で受検日を決めないまま期間が過ぎてしまうことがあります。学習を始める段階で日付を押さえてしまうのが確実です。

この資格の問題集

現場道場のQC検定®3級問題集は461問を収録しています。価格は1,980円(税込/税抜1,800円)の買い切りで、月額の課金はありません。内容を改訂しても追加料金は発生しません。

本番と同じ出題形式で解け、範囲別の到達度が出ます。手法分野・実践分野それぞれに下限がある試験なので、どちらが薄いかを数字で確認できる状態にしておくと計画を立てやすくなります。第1回は登録不要でずっと無料で解けます。

問題文はすべて当サイトのオリジナルです。

QC検定®3級の問題集

出典

問題集

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